神話にツッコミ。

今回は対策室で話題になった「イカロス」にまつわるギリシャ神話について、激しくツッコミます。

まず、元の話をさっくり説明。

「迷宮に閉じ込められたミノタウロスが倒されたのは、製作者ダイダロスが手引きしたからだ!」
とかいう、ことをいわれて、かの有名なクレタ島の巨大迷宮に関係なのに、父ダイダロスと息子イカロスが押し込められます。
いろいろあって、鳥の羽をゲット。
それを蝋でくっつけて翼を作って、父ダイダロスと島から脱出するお話です。
 
その結末は、空を飛んで浮かれてたイカロスは、蝋が溶けて翼がばらばらになって、海面に激突して死ぬという最後です。
 
では、ツッコミます。
この際飛べたとします。

まず、「標高が100M上昇すると、気温は0.4℃下がる。」っていうのがあるんですよ。
つまり、いくら高く飛んでも溶けません。
まぁ、溶かす方法あるっちゃあります。
大気圏から出ると、太陽光で121℃くらいまでは行くようです。
これだと、蝋を溶かすには十分なんですが、いかんせん、大気圏から出る=気圧が恐ろしく低い。
つまり、滑空するにせよ羽ばたくにせよ空気がないので揚力が得られないんです。

実際のところ、蝋が溶けたのではなく、作りが甘くてばらばらになったと考えるのが一番妥当です。

そもそも滑空で島から出るとしても、鳥人間コンテストの滑空部門で約100m
で隣の島までは云十Km。
イカロスはすさまじいテクノロジーを持っていたとしか考えられません。
まさしくネ申!

こんな話をしているから進まないんだろうなぁ〜